佐渡お墓参りの思い出












アメフラシ。

フェリーを降りると あつい空気につつまれました。

潮の匂いとべたべたした身体は、夏休みのしるしでもあります。

両津でお墓に掌を合わせて、

最初に向かったのは宿根木です。



昔栄えた港町の建物は味があり、今もしたたかな暮らしが在り、

確かに町が息づいていました。


澄んだ川はそのまま海へ流れ込み、

海は光をとりこんで海底まで透しています。

箱から覗くとびっくりする深さで尻込みしました。



波と、漕ぐ音。



たらい舟から透き通った水を眺めていると、何処までも行けそうと思いました。

実際、船頭さんは新潟までたらい舟で行ったことがあるそうで

28時間位かかったそうです。すごすぎ。





アメフラシは

触れてみると想像以上にやわらかくて、

ふわふわで、

水をたっぷり含んだスポンジのよう。

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