裸になる。
一番好きなお風呂は、出湯温泉の華報寺の銭湯です。
お寺の脇にあって、おとな200円くらいで入れます。
番台にお母さん。昔ながらの脱衣所と古いロッカー。
タイル貼りのお風呂は、狭いけれど清潔で
晴れた日は白いタイルがぴかぴかしてきれいです。
透明なお湯がひかりをとおして揺れています。
裸になると、知らないおばあちゃんとも話が弾みます。
家では朝と晩、時間があれば湯船につかって
本を読んだり、頭のなかを整理する時間にあてています。
最近は禅の本を読んでいて、
一生のうちにどれくらいの人と
裸で向き合って、腹を割って話せるだろうと考えごとしていました。
「一年生になったら、友達百人できるかな」
という歌があるけれど、
百人の人に自分をわかってもらおうとしたらそれだけで人生終わっちゃうから
心許せるひとが、ほんの少しいればいいですよ。
本当に伝えるひとはすこしでいい。
というようなことが書いてありました。
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